「中古住宅を買ってリノベーション」に興味をもったけれど、

どこに相談すれば良いの?

不動産会社?設計事務所?

こんな疑問を持っている方は意外と多いのではないでしょうか。

確かに「中古住宅を買ってリノベーション」は、

「不動産購入」と「リノベーションの設計・施工」という2つの工程が必要です。

その為、「まず初めに相談に行くのは不動産屋さん?設計事務所?」と不思議に思って当然ですよね。

「別に最初にどっちに行っても、結局両方行けば同じだろう」と考える方もいるかもしれませんが、

実は「最初にどちらに相談に行くか」で、

その後の提案内容が全く違うものになっていまうケースもあります。

それは「不動産会社」と「建築会社」はその収益構造において、

いわば「似て非なるもの」同士だからです。

それぞれ利益になるポイントが違う為、「利益相反」を起こしてしまい、

お互いが全く違った提案をしてくることがあるのです。

今回はなぜそうなるのかを解説致します。


□不動産屋さんと設計事務所(建築会社)の関係

ここではそれぞれの会社がどうやって成り立っているのかに注目して解説致します。


*不動産会社

不動産会社の収益源は「仲介手数料」です。

その仲介手数料は宅建業法で「物件価格に対する3%+6万円」と決まっています。

その為、不動産屋さんは出来るだけ価格が高い物件を仲介した方が儲かるのです。

ですから最初に不動産屋さんに相談に行った場合は、

「安い物件は古かったり不便だったりしますから、

せっかくなら出来るだけ駅近で築浅などの条件の良い不動産を買いましょう!」

とおすすめされます。

又は、「中古を買ってリノベーション」で相談に行ったのに、

新築やリフォーム済み物件をおすすめされたりもしますよね。

これらは「物件価格が高い方が仲介手数料も多い」ということと関係しています。


*設計事務所(建築会社)

不動産屋さんが仲介手数料で成り立っているように、

設計事務所や建築会社は「建築費(リノベーション費用)」が会社の収益となりますね。

その為、こちらの会社に最初に相談に行った場合には、

「不動産は築年数の経過と共に値下がりしていきますから、

安い不動産を買って、その分思いっきりリノベーションをしましょう!」

とおすすめされます。

こちらは不動産屋さんと収益のポイントが逆になるので、

おすすめされる内容も全く逆になるということです。


□一社完結のワンストップサービス

一社完結のワンストップサービスとは、

「宅建業」の免許と「建設業」の免許の両方を取得している会社です。

決して「不動産屋さんとリフォーム屋さんのコラボで対応する」会社ではありません。

それでは各社が別々に利益を上げなければいけないので、上記と同じことになります。

全ての会社が同じではありませんが、「不動産とリノベーションの両方」を一社で行う場合、

利益は単純に「合わせて一社分」あれば良いことになります。

又、仲介手数料でも建築費でも、「どちらで収益を上げても同じ」ことになりますから、

「自分たちの利益があがる方をおすすめする」のではなく、

お客様の考えや条件にあわせて「不動産重視か、リノベーション重視か」を提案することが出来ます。

「利益」ではなく、「お客様の希望」に対してフラットに対応出来るということは、

お客様にとっても「自分に合ったマイホーム探しが出来る」メリットがあるということですね。


□まとめ

一つ押さえておきたいことは、上記で記載した「不動産屋さんのおすすめ」も、

「設計事務所(建築会社)のおすすめ」も、

どちらも「本当のことを言っている」のであって、

決して「お客様を騙そうとしている」とか「嘘をついている」ということではありません。

どちらの言っていることも正しいのです。

これだけは間違えないで下さい。

あくまでも「中古を買ってリノベーション」をしたいお客様にとって、

最初にどこに相談するのが一番お客様にとってのメリットがあるのかをお伝えしています。

あとはワンストップサービスの会社といっても、

「本当に不動産と建築の両方のプロなのか」という点が大事ですね。

そこはその会社の人が「どちらか片方の資格保持者」なのか、

「両方の資格を保持して両方わかっている人」が一人でもいる会社なのかで判断できると思います。

あとは実際に相談に行ってみれば、お話ししてくれることや提案内容でわかると思いますよ。

やはり「実際に会って話してみる」ということが何よりも大事ですね。