夢のマイホームを取得する為にほとんどの人が利用する「住宅ローン」。
銀行が住宅ローンを貸し出すには色々な条件や設定を基に審査をします。
これらの審査を合格してはじめて住宅ローンを組むことが出来るのですが、
その条件によっては思わぬ減額にあい、必要な金額の借入をすることが出来ないなんてことも。
その為「希望の物件を買うことが出来なかった・・・。」
となってしまっては本当に残念ですよね。
今回はどのようなケースで減額になってしまうのかを簡単に解説致します。
□住宅ローンの借入限度額
こちらは以前にも記事を書いたことがありますが、
年収に対する借入の限度額とは、
各銀行が設定する「審査金利」で算出した年間返済額が、
年収に対する「最高返済比率以内(30%~40%以内が主流)」
の金額ということになります。
つまり「毎月の返済額が月のお給料の3割~4割以内に収まればOK」となります。
ここの計算につていは、過去の記事でも解説してますので、
詳しくはこちらの記事もあわせてお読み頂ければと思います。
過去記事はこちら ↓ ↓ ↓
□自己資金はなくても住宅ローンは組める
全ての銀行ではありませんが、
多くの銀行では先ほどの返済比率に収まっていれば、
物件価格だけではなく、「諸費用」や「リノベーション費用」も含めて融資をしてくれます。
もちろんそれには各銀行が設定する条件をクリアする必要があるのですが、
その条件を通過できれば「自己資金が0円」でも、
「物件価格+諸費用+リノベーション費用」の全てを融資してもらうことも可能となります。
あくまでも、自己資金0円を推奨しているというわけではありません。
今の「超低金利」の時代、
自己資金は念のために手元に残しておいて、
利息の少ない低金利の今ならば、自己資金0円で、全てを借入にするという、
そのような「考え方もある」というご紹介です。

□思わぬ減額も!?〇〇は無い方が良い
先ほどの「返済比率以内」という借入限度額の計算ですが、
これはあくまでも「全ての借入」が対象であり、
住宅ローンのみを審査するわけではありません。
つまり、「既存の借入」があれば、
それらも含めて「返済比率以内」とならなければなりません。
ここで厄介なのは、「年収に対する年間返済額の比率」で計算されるのであって、
例えば「カーローンがあと残り50万円だから、50万円減額されちゃうのか・・・」
ということではなく、
簡単に言えば「カーローンの月々の返済額が月のお給料の何割か?」
という計算の仕方になります。
(もちろんボーナス返済がある場合等、実際はもう少し複雑にはなりますが)
その為、カーローンやカードローンの借り入れが100万~200万円程度あるだけで、
場合によっては融資額を1000万円近くも減額されてしまうケースも出てくるのです。

□まとめ
もちろん既存の借入があっても、返済比率が収まる方は特段の問題にはなりませんし、
自己資金で既存の借入を返済してしまい、諸費用も含めた借り入れで購入するケースもあります。
又、あくまでも「自己資金0円でも融資を受けることが出来る」ことを紹介してるのであって、
「自己資金0円での購入が良い」と言っている訳でもありません。
借り入れは必ず「利息を付けて返済」しなければならないわけですし、
どのようなプランで住宅ローンを組んだ方が良いかはお客様毎に違ってきます。
リノベの一歩では、ファイナンシャルプランナーの有資格者もおりますし、
最適な借入限度額の計算や、最適な返済額を基に借入額の目安を設定するサービスもしています。
住宅ローンの知識はとても重要で、お客様毎に内容も違ってくるため、
詳しく知りたい方は是非お気軽にお問合せ下さい。