マイホームの夢を実現するために、ほとんどの方が利用する「住宅ローン」。
一生に一度かもしれない大きなお買い物ですから、
借入額も大きくなります。
ですから少しでも知識を得て頂き、
ちょっとでも得して頂きたいと考え、この講座を記載しています。
今回はその3回目。
まだ1回目、2回目を読んでいない方は、
まずはこちらから読んで頂けると分かりやすいと思います。
知って得する住宅ローン講座②『リノベーション一体型ローン』編
住宅ローンというのは仕組みが意外と複雑で、
一般の人にはわかりにくいのも事実ですね。
金利も「変動」や「固定」などがありますが、
更に「固定特約型」や「超長期固定」なんかにわかれたり・・・。
借入額も「返済限度額」の範囲内ですが、
それには「返済比率」を用いて金額を算出したり・・・。
昔はそこから更に「担保評価」の比率が高く、
今より「不動産の評価額」が重要だったり・・・。
もちろんそれ以外の条件を挙げていけば、
この記事がそれだけでいっぱいになってしまうくらいありますが、
その中でも今回は「皆さんが得をする」ほうの話。
「金利優遇ってナニ?」を簡単に解説したいと思います。
□店頭金利と適用金利
例えば2020年5月現在の各行の変動金利は、全てではありませんが、
ほとんどの銀行が「2.475%」です。
これは「店頭金利」や「表示金利」といって、
「今月の変動金利は2.475%ですよー」と店頭(銀行)で表示している金利のことです。
ということは、今月変動金利で住宅ローンを借れば、
当然「金利2.475%」で返済額が決まるはずですが、
これもほとんどの銀行のHPを覗いてみると、「今月の変動金利0.〇〇%!」と、
なんと1%以下の数字が表示されています。
この「0.〇〇%」というのが「適用金利」や「実効金利」と呼ばれるもので、
実質的な銀行の「お値引き」や「値下げ」に相当する「金利優遇サービス」を受けた
「実際に適用される金利」となるのです。
□「金利優遇とは」
基本的に銀行は「貸したお金」に対する「利息」で収益を得ています。
つまり、「金利」が「利益」なわけですね。
その利益である金利を「優遇」するということは、
一般的な商売の感覚で言えば、
「お値引きをする」または「値下げをする」ということに該当します。
つまり「金利優遇制度」とは、
各銀行が競争の一環として「ウチはこれくらいお値引き(金利優遇)しますから、
是非ウチ(銀行)から買って(借りて)くださいねー!」
とアピール合戦をしている「キャンペーン」なのです。
ということは、住宅ローンを借りる私たちは、
出来るだけ「金利優遇(お値引き)」してくれる銀行から借りた方が
「特になる」ということになりますね。
□「金利優遇幅は人それぞれ」
では、各銀行の「金利優遇だけを調べれは必ず得をするか」というと、
やはり金利商品というのは大変複雑なので、
必ずしも「一番得をする」とは限らないケースも出てきます。
そもそも金利優遇は「全員一律」ではなく、
あくまでも「最大〇〇%優遇」と表示されているように、
「審査によっていくらの優遇(値引き)になるかが決まる」というものなのです。
これは各銀行それぞれ独自の審査となるので、
「最大金利優遇幅」が大きな銀行でも、
審査の結果「思ったよりも少ない優遇」しか提示されないこともあるということです。
また、各銀行にはそれぞれ「得意・不得意な分野」があるものなので、
例えば「リノベーション一体型住宅ローン」に「積極的な銀行」と「あまり積極的ではない銀行」があり、
その結果、「そもそもの住宅ローンの借入額などに制限が付けられてしまう」
なんていうケースも出てくる可能性があるのです。
□まとめ
最終的に「自分に一番合った銀行のローンはどれ?」という疑問に対しては、
「住宅ローンに精通している」不動産会社さんや営業マンさんに聞いてみると詳しく教えてくれると思います。
リノベの一歩横浜でも「住宅ローン」は大変高額で重要な部分なので、
「お客様に一番適した銀行の住宅ローン」を詳しくご説明しています。
もちろん、「住宅ローン代行手数料」などという、
怪しい費用は一切頂戴しておりませんのでご安心してください。
もっと詳しく知りたい方には、住宅ローンセミナーも開催しています。
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